ゴスペルについて私達が考えていること。
多くの人がゴスペルを一つのジャンルとしてとらえていると思いますが、実際にはゴスペルとは、ジャンルという音楽スタイルのことではなく、
聖書の福音(メッセージ)そのもののことをいいます。
Gospel→God spell(神のことば)
が変化してゴスペルになっとか。日本語ではよい知らせという意味なので、
God spell→Good spell
→Good news
という変化形のようです。
神様のことばなんてそんな大それたことを歌うんだと思うのですが、キリスト教では、
「みな平等、みな兄弟」とのことなので、それを歌う聖書のメッセージ→ゴスペルとは、
キリスト教徒でなくても、非常にシンプルな救済の表現方向、癒しなのかもしれませんね。
さて、ゴスペルの歴史についてですが、うけうりながらに簡単にひもといてみます。
黒人文化は奴隷の歴史とも言えると思いますが、ゴスペルもまた同様です。
19世紀後半にアフリカからつれてこられた黒人たちは、娯楽を奪われた厳しい奴隷生活のなかで、歌を歌うようになりました。
彼らは不公平な倫理のもとに、キリスト教に改宗させられましたが、それはかえって彼らのアイデンティティーを、再び目覚めさせることになったのです。
日々歌われていた労働歌は、宗教色をおびて、神への賛美・自由への賛美であるゴスペルへと変化していきました。
メンバーたちはとくに信仰している宗教もなく
ゴスペルも都合よく解釈させて歌わせてもらっています。
クリスチャンではない人たちが、ゴスペルを歌うことについて否定的な考えもあるかもしれません。
でも洗礼を受け、正式なクリスチャンでなければ歌ってはいけないというものでは
ないはず…。
私たちなりに、神様や家族や仲間や大切な人たちに
思いを込めて歌えばいいのでは?って思っています。